コーミ株式会社(社長:川澄正美)は2012年8月29日付けで、北海道沼田町が運営する沼田町農産加工場(町長:金平嘉則)と、加工用トマトなどに関して業務連携協定を結びましたのでご案内申し上げます。

協定を交わし、握手する金平町長(右)と弊社社長の川澄

■業務連携の目的について
コーミ株式会社は、昭和25年創業の老舗のソース・トマト関連企業で、中京エリアではブランド力のあるメーカーとして発展して参りました。平成23年度の売上高は38億9,600万円。「こいくちソース」などが代表的商品となります。
国産の加工用トマトにこだわりを持ち、これらの生産拡大のため全国で原料トマトの確保に取り組むも、温暖化の影響などもあり、愛知県などで原料トマトの確保が伸び悩んでいることから、その産地を北海道に求めました。
一方、北海道沼田町農産加工場は、昭和57年から特産のトマトジュース「北のほたる」の製造を中心に、特産品作りと雇用の場の確保に取り組んで参りました。全盛期の平成8年度には1億7,600万円ほどの売上も、ここ数年にあっては8,000万円前後と低迷し、その販路の拡大や新たなアイテム開発などが大きな課題となっています。
原料の確保に苦慮するコーミ株式会社と販路やアイテム開発に苦慮する北海道沼田町農産加工場は、お互いの需要が合致しました。
以上のことなどから、加工用トマトの生産拡大・加工・製造および販売やその他農産物等の販売の事業について、両社が共同または協力して実施することによる、お互いの経営の向上を目的としています。

■連携する事業
 1.加工用トマトの生産拡大
 2.加工用トマト等に係る商品の開発、加工・製造および販売
 3.その他農産物等の加工および販売に関する事業
 4.技術的助言を含む技術協力
 5.相互の往来等による情報交換や技術研修等の受け入れ
 6.上記に関連する事業